アラスカに思いを馳せて [Alaska]
今年も、アラスカに行かない夏を迎えている・・・
息子は毎日この炎天下、野球の練習
いつまで、「アラスカで過ごす夏」が続くのだろう?と思いながら
息子が生まれる前から数えると15年ほど、
夏はアラスカへ行き、ジョニーの手伝いをする事が当たり前の
生活が続いていました。
それが途切れたのが、息子が6年生の夏。
それまでは、飛行機代が、タイミング外すと倍になってしまうというのもあり
皆より、少しだけ早めに夏休みにさせて貰い、アラスカへ行くというのが
当たり前となっていましたが、息子が、ソフトボールを始めたり、水泳大会や
陸上大会などの、学校対抗のイベントが加わり、皆と違う行動に出る事に
違和感を感じ始めたりした時期だったように思います。
そんなわけで、6年生の時、私達は初めて、アラスカに行かない夏を選択しました。
自分のしてきた体験とか、置かれた環境とかにも、違いを感じてしまった時期
今思うと、あの頃、息子は、私の体験した事のない、二つの文化を持つ事からくる
戸惑い感みたいなものと、彼なりに戦っていたのだろうなと思います。
そしてそれは一年ほど続きました。
中学に入り、何か一つ彼なりに、越えたんだな~と感じた事を覚えています。
そして、去年も、部活が野球と言う事もあり、
夏をアラスカで過ごすという流れは、完全に途切れたのでした。
今年は勿論、2年生が部活の中心、行けるはずもなく、
しかも、何故かジョニーが、始めての日本の夏を、ここで迎えています。
こうも暑い毎日が続くと、涼しいアラスカが恋しくなり、写真を色々と
眺めては、懐かしんでいます。
ハンティング用の、エアガン
ジョニーが、自宅キャビン近辺に散歩に出かけ、このエアガンで
鳥を捕って帰って来た事があり、私の視界に入らない所でさばいてとお願いし
美味しく家族3人で、夕飯に頂きました。
まだまだ、本物のアラスカ人にはなれそうもない・・・・(笑)
ジョニーは、息子にムースハンティングも体験させたいと思っているけど
中々シーズンとのタイミングも難しく、まだ実現していません。
アラスカで釣りをしている時の息子は、
水を得た魚のように、いきいきキビキビして、とても頼もしい
学校の制服は、何度も言われないと掛けられないのに、
釣りの準備は、誰に言われなくても、自分でちゃんとできる(笑)
蛙の子は蛙なんだな~と実感する
いつも、父親が魚をさばくのを、見ていて、やりたくてもやらせてもらえず
やっとチョッとだけやらせて貰って、満足している息子・・
ナイフとかも、生きるための道具として、生活の中で父親から学んでいく
こういうことも、当たり前の事だったはずなのに、今は危ないからと遠ざける・・・
だから、ちゃんとした使い方を学べず、武器として使ってしまったりするのは悲しい。
お客さん方が、釣りに出かけて、息子は留守番の時には、
こんな風に、自分でターゲットを作り、庭でターゲットシューティングをして
訓練(何の?)と言いながら遊んでいました(笑)
今年、手放した愛機のテイラークラフトで、自宅から30分ぐらいの所へキャンプアウト
2人乗りなので、ジョニーが1人ずつ運ぶ。
息子を先に現地へ送り、向こうの知り合いの家族に迎えに来てもらい
もう一度私を連れに戻る・・・
今思うと、息子もよく、知らない人の所で、平気で居れたな~と感心
アラスカでは、No choiceが多いので、逞しくならざるを得ない(笑)
地元の人達が沢山集まり、一緒にステーキとベイクトポテトの夕飯
食べてる時に、熊が出たとか言って、皆で場所を移動したりとかしたのも
今思うと、面白い思い出・・・
中学生の子達が、父親と、庭に出た熊を、ライフルで射止めた話などを
自慢気に話したりしていました。
当時5年生の息子、中学生の子達が、難なく普通にナタを使って
薪割りをしているのを、ジッと見ていて、皆が居なくなった隙に
息子も、やってみたりしていました。
夜は、熊が来ないように、一晩中火を絶やさず、ジョニーが見張り番をしていました。
大人達のタバコの真似をして、木の枝に火をつけて喜ぶ子供達(笑)
キャンプした翌日の早朝の、ひんやりとした空気とか、
前日の色んな楽しかった事や、飲み食いしたもの残り、
キャンプファイヤーの残り火・・・等など
あの何とも言えない、静かながらも、
色んな事を語ってる感じが、とても好きです。
来年は、息子も受験生・・・部活も引退なので
アラスカの大自然の中で、人生の夏期講習ができる事を目指し(笑)
今年も、暑いけれど、色んな風物詩のある日本の夏を
思いっきり楽しもうと思っています。
それぞれの家庭の歴史。
私も、自分自身の夏を思いだし、そして
これからは子から親の立場に変わり、
娘が成長していくのをみていくんだな、と思うと楽しみです。
とてもステキな写真がたくさん。
私もいっぱいとろ~。
by ヨイコのママ☆ (2010-07-22 12:24)
子供が生まれる事で、もう一度、四季ごとの行事や、風景を子供と一緒に
楽しめるのは、なんか、一粒で2度美味しいグリコのキャラメルみたい・・・
(と言っても、ヨイコのママさんは、解んないかな~?)笑
本当に、生まれてくれてありがとう・・だよね~
大変な事も沢山あるけど、楽しい事も沢山くれるもんね~子供は。
by queensalmon (2010-07-22 20:28)
ご訪問&nice! ありがとうございました。
by yukitan (2010-07-22 23:55)
こんばんは。
私も子供と一緒に、もう一度子供時代を振り返れる事が、
さらに、うちも息子なので、
今度は自分(一応女の子だった 笑)の時とは違う、
男の子の子供時代を疑似体験できることが
とても楽しくて新鮮でした。
たくさん楽しい思い出を作って、
大人になっていってほしいですね。
by もぐ (2010-07-23 00:18)
yukitanこちらこそ、ありがとうございます。
また覗かせてもらいます♪
by queensalmon (2010-07-23 09:41)
もぐさん、ありがとうございます。
私は兄二人の末っ子なので、小さい頃は殆ど遊び方は
男の子と同じでした・・
高校で女子校入ったら、すごい違和感で卒業を待ち望んでいました(笑)
もぐさんの、作るものとっても繊細で美味しそう~♪
by queensalmon (2010-07-23 09:45)
こんばんは。
何回も、この日記を読みながら、
コメント書かずに去っておりました(笑)。
D君の夏の過ごし方、いろいろ感じ入っておりました。
アラスカと日本。
queensalmonさんの息子さんへの想いや、
お父さんと息子さんとのいい関係。
二つの文化をいろんな感じ方で育っているんですね。
私も、一緒にアラスカ行ったときのことを思い出しました。
そして、会って一杯おしゃべりしたくなりましたよ♪
by ダイアナ (2010-08-01 18:57)
ダイアナさんも、7年間ニューヨーク住まいですもんね・・・
だからボーダーレスな感じなのかも(笑)いや、もともとの性格かな
息子は、しっかり我ら二人の性格と文化を持っています。
こっちの都合で、心の中で、「うわ~これって、パパ(ママ)そっくり」
とか思ってる(笑)
今は、きっと戸惑う事、小さい町で住む窮屈さあるだろうけど、
大きくなったら面白いだろうな~と思ってみてます。
by queensalmon (2010-08-02 07:01)